米国株を選ぶ 4 つの基準 — 日本株とは違う着眼点

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米国株投資が一般的になったが、銘柄選定で迷う人は多い。日本株と違って情報量は多いが英語、業種特性も違う、為替リスクもある。

ここで紹介する 4 つの基準 は、長期で持ち続けられる米国株を選ぶときに私が通している軸。

基準 1: S&P500 採用銘柄かどうか

インデックス採用 = 機関投資家の継続的な買い圧力がある。

  • S&P500 入りは 「米国の大型優良企業」のお墨付き
  • 採用条件: 時価総額 153 億ドル超、4 四半期連続黒字、米国本社等
  • 個別銘柄リスクが他のスクリーニング基準より低くなる

例外: 創業者依存度が高い銘柄(テスラ等)は S&P500 でもリスク高め。

基準 2: 営業利益率 15% 以上

米国株は競争激しく、「儲ける仕組み」がない企業はすぐ淘汰される。

  • 営業利益率 15% 超 = 何らかの競争優位(moat)がある証拠
  • 製造業: 10〜15% 普通、Apple は 30%
  • IT/SaaS: 20〜30% 普通、Adobe・Microsoft は 35〜40%
  • ヘルスケア: 製薬大手は 25〜35%

低利益率銘柄は景気後退時に脆弱。長期保有なら高利益率を優先

基準 3: 株主還元の継続性

米国株は 連続増配の文化 が根付いている。

  • 配当貴族(25 年連続増配): P&G、KO、JNJ、PEP 等
  • 配当王(50 年連続増配): KO、PG、JNJ、3M 等
  • 自社株買いも継続的(FAANG・Apple 等は莫大な額)

連続増配を続けられる企業 = 景気後退時にも利益を維持 できる強さの証明。

基準 4: セクター分散

S&P500 を見ても、近年は テック比率が 30% 近く。個人ポートフォリオでも気づくとテックに偏る。

  • 私のルール: 同一セクター 25% 上限
  • セクター: テック / ヘルスケア / 金融 / 一般消費財 / 必需品 / エネルギー / 公益 / 通信 / 素材 / 不動産 / 工業
  • 5〜7 セクターに分散して個別ショックを吸収

為替対策の考え方

米国株は 円換算リターン = 株価変動 + ドル円変動

  • ドル円 150 → 130 で 13% 下落 = 株価が 15% 上がっても損益はトントン
  • 対策: ドルベースで判断、為替ヘッジファンドの活用、ドル建て資産の比率管理

まとめ

S&P500 採用 → 営業利益率 15% 超 → 連続増配あり → セクター分散、の順でフィルターをかければ、長期保有に耐える米国株 20〜30 銘柄に絞れる。「FAANG だけ」ではない健全なポートフォリオを組める。