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ボラティリティ
ボラティリティ
価格変動の大きさを表す指標。リスク(不確実性)の代表的な数値化。
種類
- ヒストリカル・ボラティリティ(HV): 過去の価格変動から計算した実績値。標準偏差で表現
- インプライド・ボラティリティ(IV): オプション価格から逆算した、市場が予測する将来の変動率
計算(ヒストリカル)
日次収益率の標準偏差 × √(252)(年率化、252 = 年間営業日数)
例: 日次標準偏差 1.5% なら、年率ボラティリティ ≈ 1.5% × √252 ≈ 23.8%
目安(株式の年率ボラティリティ)
| ボラティリティ | 銘柄の特徴 |
|---|---|
| 10〜15% | 公益・大型ディフェンシブ(NTT・電力等) |
| 20〜25% | S&P500 平均、大型グロース・優良 |
| 30〜40% | 中型グロース、新興セクター |
| 40% 超 | 小型株・新興市場・暗号資産 |
VIX 指数(恐怖指数)
- S&P500 のインプライド・ボラティリティを指数化したもの
- 通常 15〜20 程度
- 30 超 = 警戒、40 超 = パニック
- 株価と逆相関の傾向(株安 → VIX 上昇)
投資への影響
- 高ボラティリティ = リスクが大きい: 期待リターンも大きいが損失の可能性も
- シャープレシオの分母: シャープレシオ = (リターン − 無リスク金利) ÷ ボラティリティ
- オプションプレミアムの主因: ボラティリティが高いほどコール・プット両方のオプション価格が高い
注意
- 過去のボラティリティ ≠ 未来のボラティリティ: 突発的なイベントで急変
- 「ボラティリティが小さい = 安全」ではない: 静かに値下がりする銘柄も
- 個別株ボラと市場ボラを区別: 市場全体(ベータ)と銘柄固有(個別)の合成