SBG 通期決算予測(5/13 引け後)— Q3 累計 純利益 +399%(3.17兆円)達成済 / 通期 4-5兆円射程、OpenAI公正価値 543億$ + Ampere買収 + 1:4分割 + AIコンピューティング新セグメント

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1. 決算予測ハイライト

項目 Q3 累計実績(9 ヶ月) 進捗率(仮想通期想定) 5/13 通期予想(運営者推計)
銘柄 ソフトバンクグループ(9984.T)
2026 年 3 月期 通期(4-3 月、IFRS 連結)
発表 2026/5/13(火)取引時間後
売上高 5 兆 7,192 億 75-80% 7 兆 2,000-7 兆 7,000 億(+8-12%)
投資損益合計 4 兆 2,203 億 80%? 5 兆 0,000-5 兆 5,000 億(特益剥落幅次第)
税前利益 4 兆 1,691 億 80-90% 4 兆 8,000-5 兆 3,000 億
親会社純利益 3 兆 1,727 億(+399%) 75-85% 3 兆 7,000-4 兆 2,000 億(過去最高更新濃厚)
EPS(分割後) 553.47 円 640-720 円(分割後)
1 株純資産(会計純資産÷発行株数) 約 3,200 円(分割後、Q3 末ベース)
配当(年) 44 円(分割前換算)/ 11 円(分割後)

数値出典: SBG Q3 累計短信(2026/2/12 発表) / IR ライブラリ。

Q3 累計(4-12 月)までで既に純利益 3.17 兆円 +399%(前年比 5 倍)を達成済。Q4(1-3 月)の上乗せで通期 4-5 兆円が射程内。OpenAI への 410 億ドル追加出資完了 + Ampere 65 億ドル買収完了 + 1:4 株式分割実施(12/30)+ NVIDIA / Tモバイル / ドイツテレコム株売却 + 新報告セグメント「AI コンピューティング事業」設置の 大型トランスフォーメーション期 の総決算。ドル円 157.66 円までの円安進行 + 米 CPI +3.8% 加速で ドル建て投資資産の円換算評価益 が Q4 追加で出る可能性高。

2. preview ベースの予測ロジック

投資損益の構造分解(Q3 累計時点)

内訳 Q3 累計 主因
SVF 事業 投資損益 +3 兆 5,952 億 OpenAI 関連で +2 兆 5,315 億 + SVF1 評価益 7,350 億 + DiDi / Coupang 公開市場上昇
持株会社投資事業 +1,634 億(前年同期 +2 兆 0,084 億から -91.9%) Tモバイル -6,299 億 + アリババ -1,684 億 の損失、NVIDIA +3,391 億・OpenAI フォワード +2,649 億・Intel +1,802 億 の利益で相殺
その他(ロボ HD + Skild AI 等) +4,617 億 Skild AI 等の非上場公正価値増
合計 +4 兆 2,203 億 前年同期 +2 兆 1,700 億から +94.5%

Q4(1-3 月)追加要素

ポジティブ要因:

  • ドル円 156-157 円水準継続(円安効果)→ ドル建て投資資産の円換算評価益
  • OpenAI 評価: 12/31 時点公正価値 543 億ドル(SBG 持分相当)、3/31 で更なる上昇 or 横ばい
  • Ampere 統合効果: AI コンピューティング事業の初回連結業績反映
  • Skild AI / Cruise 等: ロボティクス系の評価益期待
  • 自社株消却完了: 42,033,200 株(10/31)→ EPS 押し上げ
  • 米 CPI 4 月 +3.8% 加速 / 原油 +4%: コモディティ + バリュー回帰の追い風

ネガティブ要因:

  • NVIDIA 株 全売却済(10 月) → Q4 はキャピタルゲイン剥落
  • Tモバイル株売却継続: 評価減リスク(特に金利上昇局面で通信株軟調)
  • 米 10 年金利 4.46% 上昇: グロース株評価圧縮、SVF 未公開投資先の DCF 評価マイナス影響
  • NASDAQ -0.71% / SOX -3%(5/12): AI 株一服感、AI コンピューティング事業の評価軟化リスク

通期着地レンジ

シナリオ 親会社純利益 EPS(分割後) 株価インプリケーション
強気 4.5-5.0 兆円 780-880 円 +10-15% 続伸(過去最高大幅更新、自社株買い拡大期待)
中立(基本ケース) 3.8-4.3 兆円 660-750 円 ±5%(コンセンサス並み、Q3 ペース継続)
弱気 3.4-3.7 兆円 600-650 円 -5-10%(Q4 アリババ・Tモバイル追加損失、AI 株調整)

3. 重要な開示済みイベント — Q3 短信からの追跡

OpenAI 410 億ドル追加出資 完了

  • 2025/3 にコミット、8 月に最大 410 億ドルに引き上げ
  • ファーストクロージング(4 月、100 億ドル)+ セカンドクロージング(12 月、310 億ドル)両方完了
  • SVF2 累計出資 346 億ドル、持分比率 約 11%
  • 12/31 時点公正価値 543 億ドル、累計投資利益 198 億ドル
  • Q3 で OpenAI フォワード契約 SVF2 移管利益 2,649 億円 + SVF2 投資利益 2 兆 5,315 億

Ampere 65 億ドル買収 完了(2025/11/25)

  • Arm コンピュートプラットフォームベースの高性能・省エネルギー AI サーバ向け半導体設計企業
  • 100% 子会社化
  • 新報告セグメント「AI コンピューティング事業」を Q3 から設置(Arm + Ampere + Graphcore を統合)

ABB ロボティクス事業 53.75 億ドル買収(2025/10/8 契約、2026 年半ば完了予定)

DigitalBridge 31 億ドル買収(2025/12/29 契約、2026 年後半完了予定)

データセンター + 通信タワー + ファイバーネットワーク + エッジインフラの代替アセット運用会社。AI DC ストーリー の重要ピース。

株式売却(資金化)

資産 売却 資金化
NVIDIA 株 32.1 百万株 全売却 2025/10 58.3 億ドル
Tモバイル株 56.9 百万株 2025/6-12 127.3 億ドル
ドイツテレコム株 全売却 カラー取引現物決済 + 売却 27.4 億ドル
Arm マージンローン枠拡大 135 → 200 億ドル 12 月実行 115 億ドル
ソフトバンク株マージンローン 8,000 → 1.2 兆円 4,000 億円増

1:4 株式分割 + 自己株消却

  • 2025/12/30 基準で 1 株 → 4 株 分割
  • 2025/10/31 に 42,033,200 株(5,000 億円分)の自己株消却完了

4. ガイダンスへの注目点 — 5/13 引け後の最大焦点

SBG は通常、通期業績予想を公表しない(投資会社のため予測困難)。ただし以下の項目が決算で開示されると株価インパクト大:

注目開示項目

  1. NAV(純資産価値): 1 株当たり純資産が現株価 ¥5,987 と比較してどう推移したか
  2. OpenAI 公正価値(3/31 時点): 12/31 時点 543 億ドル → 3/31 でどう変動したか
  3. アリババ・Tモバイル株の Q4 評価益/損
  4. AI コンピューティング事業 セグメント業績: Arm + Ampere + Graphcore の初回統合数字
  5. 自社株買い方針: 追加プログラム発表があるか
  6. 「孫の独白」: 決算説明会での孫正義氏のプレゼンテーション内容(OpenAI / AGI / Stargate / AI DC プロジェクト)
  7. 配当方針: 年配当 44 円維持か変更か

5. 株価推移と需給状況 — 5/13 寄りの局面

直近 2 週間の値動き

日付 終値 変動 主要材料
4/30 ¥5,219 -5.5% テック株調整
5/1 ¥5,424 +3.9% GW 前 ショートカバー
5/7 ¥6,424 +9% 急騰 急騰分析レポート
5/8 ¥6,131 -4.6% 利益確定
5/11 ¥5,743 -6.3% 任天堂 -8% / IHI -6% の御三家ダメージ + 決算前手仕舞い
5/12 ¥5,987 +4.25% 期待先行買い再開、ザラ場高値 ¥6,008
5/13 寄り (予想) 5/12 の +4.25% の上下振れ

需給リスク

  • 5/7 +9% 急騰で利益確定組のポジション残存
  • 5/12 +4.25% で期待先行買い → 「コンセンサス並み = 失望売り」リスク
  • MSCI ACWI 5/29 リバランス: SBG は除外対象外(詳細
  • 同セクター(NTT / KDDI / ソフトバンク(子会社): 通信御三家リレー終了、SBG だけが「投資会社」として独自軌道

6. 5/13 決算プレイ戦略(3 派併記)

投資助言ではなく運営者個人の整理。最終判断は読者ご自身の責任で。

強気保有派(OpenAI ストーリー + 円安効果に賭ける)

  • ドル円 157.66 円の効果で Q4 円換算評価益がさらに上振れシナリオ
  • OpenAI 公正価値の追加上昇(3/31 時点で 600 億ドル超なら強い)
  • AI コンピューティング事業の初回連結で 構造ストーリー強化
  • 5/12 ¥5,987 の終値からポジション維持、損切ライン: ¥5,500 割れ(5/7 急騰前水準)
  • 投資ホライズン: AGI / Stargate / OpenAI IPO シナリオ

様子見派(決算後の方向感確認)

  • 5/13 引け後の発表 + 5/14 寄り付き反応を見てから判断
  • 同業 NTT(9432.T) / KDDI(9433.T) との相対比較は意味が薄い(業態が異なる)
  • PER は投資会社のため通常算出しない。代わりに SBG が公表する NAV(株主価値)per share を見る:
    • 会計上の 1 株純資産: 約 3,200 円(分割後)= 株価 ¥5,987 → PBR 約 1.87 倍
    • NAV(時価ベース、Arm + OpenAI 評価額含む) は通常会計純資産より大幅に大きく、SBG が決算説明会で公表する数字を参照
    • 歴史的には株価が NAV を下回る「NAV ディスカウント」取引 が長年の状況。決算で NAV が大幅増加していれば、ディスカウント率縮小余地あり
    • ※ NAV 数値は 5/13 引け後の決算説明会で開示される最新値を参照のこと

売却 / ヘッジ派(5/12 +4.25% で出尽くしリスク)

  • 5/7 +9% / 5/12 +4.25% の期待先行買い後 → コンセンサス並みなら失望売り
  • 段階的利確: 5/13 寄り付きで 1/3、引け前で 1/3、5/14 寄り後で 1/3
  • ヘッジ手段: プットオプション(IV 急騰局面で割高、コスト確認)、信用売り(空売り 余力確認)
  • 過去パターン: SBG の決算は 発表当日大幅変動 → 翌週調整 が多い

7. ポジティブ予測要因

  • Q3 累計 純利益 +399%(3.17 兆円)の勢いを Q4 でも維持 → 通期 4-5 兆円射程
  • OpenAI 累計投資利益 198 億ドル(≈ 2.9 兆円)、3 月末で追加評価益
  • Ampere + Arm + Graphcore = AI コンピューティング事業 という新成長エンジン誕生
  • 自社株消却完了 + 株式分割 1:4 → 個人投資家層拡大 + EPS 押し上げ
  • ドル円 157 円台 + ドル指数上昇 → 円換算評価益
  • 米 CPI +3.8% / 原油 +4% = インフレ加速環境で実物資産・コモディティ系投資先有利
  • DigitalBridge 買収(2026 年後半完了予定): AI DC + 通信タワー + ファイバー網

8. ネガティブ予測要因

  • NVIDIA 株 Q3 で完全売却済 → Q4 はキャピタルゲイン剥落
  • アリババ Q3 累計 -1,684 億 損失 + Tモバイル -6,299 億 損失 → Q4 追加損失リスク
  • 米 10 年金利 4.46% + SOX -3%(5/12) → SVF 未公開投資先の DCF 評価マイナス
  • AI 株一服感: ブロードコム・マイクロン売り(5/12)が広がれば Arm / Ampere 評価にも波及
  • 借入金水準高い: SBG 単体借入 2.99 兆 + 社債 8.32 兆 + マージンローン 計 ~6.3 兆 → 金利上昇で財務費用増
  • 「孫節」リスク: 説明会で AGI / Stargate の壮大ビジョンが市場の理解を超えると売り
  • 5/12 期待先行 +4.25% の織り込み済み: コンセンサス並み = 失望売り

9. ざっくり結論

  • 数値面のサプライズ: Q3 累計 +399% の勢いから通期 +200-300% 着地はほぼ確実。過去最高大幅更新濃厚
  • 株価反応の難しさ: 5/12 +4.25% で 期待先行買い済、コンセンサス並みでは失望売りリスク
  • 真の焦点: NAV ディスカウント / プレミアム の変化、OpenAI 公正価値 (3/31 時点)、AI コンピューティング事業の初回連結数字、孫氏プレゼンの「次の物語」
  • stance: ▲ やや強気(数値面は強気だが、株価先行で短期は様子見が無難)

次のイベントまでの注目ポイント

  • 5/13(火)15:30 前後: 通期決算短信発表(東証引け 15:00 後すぐ)
  • 5/13(火)16:30-18:00 頃: 孫正義氏による決算説明会(オンライン中継、英語+日本語、約 1.5 時間)
  • 5/13(火)夜間 PTS: 決算 + 説明会内容を消化した時間外の値動き
  • 5/14(水)寄り付き: 決算反応の本格化(PTS の方向性が市場に引き継がれる)
  • 2026/6/26 株主総会: 経営方針 + 配当承認
  • 2026 年半ば: ABB ロボティクス買収完了予定
  • 2026 年後半: DigitalBridge 買収完了予定

最終判断は読者ご自身の責任で。本記事は決算発表前の予測整理であり、投資助言ではない。SBG は 投資会社特有のボラティリティが高い銘柄 で、決算反応は短期的に大きく振れる傾向がある。ポジションサイズは慎重に。

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