📝 マーケットメモ

5/6 マーケット — 米株 S&P500・NASDAQ が再び最高値、原油 ▲4% で地政学プレミアム剥落 / AMD 決算後 時間外 +16% で半導体相場再点火(GW 最終日の東京は休場)

5 月 6 日(水・振替休日)、日本は GW 最終日で東京は休場。米国市場は 5/5(火)に S&P 500・NASDAQ がそろって過去最高値を更新、Russell 2000 +1.41% で 小型株主導の broad rally原油急落(WTI ▲3.9% で $102.27、Brent ▲3.99% で $109.87) が中東リスクオフ巻き戻しの主役。AMD 決算 で時間外 +16%($355.26 → $414) の急騰、Q2 ガイダンス +46% YoY が引き金。

マーケットの動き(米国 5/5 引け)

指標 前日比
S&P 500 7,259.22 +0.81%(過去最高値更新)
NASDAQ 総合 25,326.13 +1.03%(過去最高値更新)
Dow 工業 30 種 49,298.25 +0.73%(+356.35)
Russell 2000(小型株) +1.41%(最も強い)
WTI 原油(先物) $102.27/bbl ▲3.90%
Brent 原油(先物) $109.87/bbl ▲3.99%
AMD(時間外、5/5 決算後) $414(高値) +16%($355.26 → $414)

: 5/4 のイラン × UAE ミサイル迎撃ショック で Dow ▲1.13%・原油 +4.39% の反落から 24 時間で完全反転。地政学プレミアムが剥がれ、米株は最高値圏に復帰。S&P 500 既報企業の 85% が EPS ビート、77% が売上ビート という決算ラッシュの強さも下支え。

注目銘柄(米株 5/5 + 引け後)

  • AMD 引け後 +16% ($355.26 → $414): Q1 売上 $10.3B(+38% YoY、コンセンサス +4.2% 超過)、データセンター +57% YoY、Q2 ガイダンス +46% で HSBC ベア論を完全払拭。詳細は AMD Q1 2026 決算速報
  • Caterpillar +3.03%: 工業株のリーダー、地政学リスクオフ巻き戻しの恩恵
  • Cisco Systems +1.72%: AI ネットワーク需要への期待継続
  • AMZN +1.49%: Mag7 内では強含み
  • Visa ▲1.57% / IBM ▲0.93% / MSFT ▲0.72%: 個別要因 + 利益確定売り

マクロ要因

  • 原油急落で全体追い風: 中東リスクの織り込み巻き戻しで WTI ▲3.9%、エネルギーセクターは弱含みだが 株式全体には恩恵(コスト要因の緩和)
  • 米イラン停戦交渉: 再び期待が出る局面、CNBC は「Iran deal hopes」を株先物押し上げ要因として報道
  • 決算ラッシュの強さ: S&P 500 既報の 85% / 77% が EPS / 売上ビート、平均的な四半期を上回るペース
  • USD/JPY: 円安方向にドリフト継続、東京勢不在の薄商いで動意は限定的。4/30 円買い介入 後の方向性は GW 明けに改めて点検が必要
  • AI トレード復活: 5/3 AI 設備投資バブル論 で論じた capex 集中の文脈で、AMD の MI450 / Helios 顧客需要強化が 「設備投資が無駄ではない」サイドの根拠として効いた

明日以降の注目(GW 明け 5/7 まで)

  • 5/6(水)米国市場引け: AMD 時間外 +16% がザラ場でどこまで伸びるか / 利益確定売りに転じるか
  • 5/7(木)東京市場再開: GW 中の米株最高値更新の流れがどこまで波及するか、シカゴ日経先物の動き を寄り付き前に要確認
  • 今週の決算: Mag7 ラッシュは完了済み、AMD 後は 次の半導体・AI 関連決算(NVDA は 8 月) までイベント空白期に
  • 個別の継続テーマ: サンリオ決算延期 は GW 明けの東京で改めて材料消化、PTS 動向に注目

運営者所感

5/4 の地政学ショック(Dow ▲1.13%)から わずか 1 営業日で最高値更新へ完全リカバリーしたのは、(1) 原油急落で「中東リスク = 株安」の連鎖が逆回転、(2) 決算ラッシュの 85% ビート率、(3) AMD のような 個別の強材料が次々と出る局面、の 3 要因が重なったため。地合いは強い。

ただし、足元の反転は **「悪材料消化のスピードが速いだけ」**で、構造的な問題(AI 設備投資の 7,500 億ドル capex、米イラン停戦の脆弱性、円安進行)は何も解決していない。GW 明けの東京寄り付きは買い先行が想定されるが、追撃する局面ではなく、整理してきたウォッチリストで質の高い銘柄を選別するのが王道(GW 中にやるべき 5 つのこと 参照)。


本メモは運営者の市場観察記録で、投資助言ではない。最終判断は読者ご自身の責任で。

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