📝 マーケットメモ
日経平均5日続落で6万円割れ・NVIDIA決算は時間外-1%・円158円台へ — 2026年5月21日マーケットメモ
📰 ヘッドライン
- 日経平均5日続落 6万円割れ:日経平均 -746円安の 59,804円 で6万円台を割り込む。一時 -1,258 円安、AI・半導体の指数寄与度大物が下値を主導。プライム 81% 下落。
- NVIDIA 決算は売上 $81.6B 過去最高 + $80B 自社株買い + 配当25倍 — 強気内容にも関わらず 時間外 -1%・約 $221。詳細は エヌビディア(NVDA)決算速報レポート。
- NY市場は反発:ダウ +1.31% / S&P +1.08% / ナスダック +1.55%、SOX +4.5%。NVIDIA 決算前のテックロング積み増し、中東和平期待で利回り低下が後押し。
- ドル円 158.91:円が7日続落(2025年10月以来の最長記録)、158円台後半で滞留。
- 原油急落 -5.66%:WTI 98.26 ドル、ブレント 105.02 ドル。トランプ大統領「イランとの交渉は最終段階」発言で。
🌍 米国市場 — 「NVIDIA 前夜」のリスクオン
5/20 のNY市場は 明確なリスクオン。前日の地政学不安+金利急騰での3日続落から一転、NVIDIA 決算を前にしたテック・半導体の買い戻し が指数を持ち上げた。
- SOX +4.5% の急伸:アステラ・ラボ(ALAB) +17.7%、Arm Holdings +15% と一部銘柄が暴騰。AI 推論サーバ周辺サプライチェーンへの先回り買い
- NVIDIA(NVDA) は通常取引で +1.3% で引け、その直後の決算発表で 時間外 -1% へ
- 米 10年債利回り 4.5855%(前日 4.6690% → -8.3bp)、トランプ大統領のイラン交渉発言で安全資産需要が落ち着き、ドル安・債券高
- WTI -5.66% / ブレント -5.63% の原油急落 → インフレ警戒感が一時後退、ハイテク追い風
FOMC 議事要旨(4月28-29日分)が公表され、「中東情勢インフレ懸念に対し、複数の当局者が利上げ可能性も含めた地ならしの必要性に言及」 との内容。CME Fedwatch は6月会合の 据え置き 89.6%、12月利上げ確率 41.4%。
🇯🇵 日本市場 — 5日続落、6万円割れ
5/20 の日経平均は -746円安・59,804円 で 節目の6万円を割り込む。5日続落で、TOPIX も -1.53%。プライム売買代金は 9.54 兆円と高水準で、「下げ局面で売買が膨らむ=利益確定の本気度」 が滲む。
- 寄り付き直後から崩れ、前場序盤に 一時 -1,258 円安の 59,292円
- 指数寄与度トップ群(ソフトバンクG、東京エレクトロン)が軒並み軟調、AI・半導体セクター主導の下落
- ただし キオクシアHD(285A)、アドバンテスト は逆行高 — 「NVIDIA 決算で AI メモリ・先端テスタ受益が再評価」というセクター内の選別
- 東証33業種で値上がりは その他金融・小売・鉱業の3業種のみ、非鉄金属・建設・石油石炭が値下がり率上位
- グロース市場 250 指数は -4.47%、新興株も大きく崩れた
個別の動きで目立ったもの
- フジクラ(5803) -8% 超:前日発表の3カ年中期経営計画が市場に嫌気された(前々日も -16%、二日連続の大幅安)
- UBE(4208) ストップ高:増配予想発表
- くら寿司(2695) +5%:トランプ大統領が 米子会社「くら寿司 USA」(NASDAQ: KRUS) の株式を取得したことが好感(個人投資家界隈で話題)
⏭ 今日(5/21)の注目点
- 日経平均はギャップアップで開くか — NY大反発と NVIDIA 時間外 -1% の綱引き。日経先物(CME)の引け値水準が手掛かり。5万9千円維持 が当面の意識ラインに
- 半導体株の反応:NVIDIA 自身は時間外で冴えないが、売上高ガイダンス $91B + 自社株買い $80B 増額 はサプライチェーン全体(東京エレクトロン / アドバンテスト / ディスコ / 信越化学)にはポジティブ材料。買い戻しが入るか
- ドル円 158.91 円台の持続性 — 7日続落のテクニカル的反発リスク、財務省口先介入の警戒水域に再接近
- 原油急落の二次効果 — 海運(日本郵船 / 商船三井)・エネルギー(INPEX)への影響、逆に空運(JAL / ANA)の燃油追い風
💭 個人的に気になっていること
「NVIDIA 決算で日米が逆方向に動く非対称性」が今回はっきり出た。
- 5/20 NY時間(東京の夜中):決算前期待で SOX +4.5%、NVDA +1.3%
- 同じ 5/20 の東京日中(NY深夜〜未明):決算前ポジション調整で日経 -1.23%、SBG/TEL 軟調
- 5/20 引け後(東京 5/21 朝):NVDA 時間外 -1%
このタイミングのねじれが、東京勢にとっては 「NY 反発を取りに行けない一方、NVIDIA 失望もフルで受けない」 という妙な中立局面を生んでいる。今日(5/21)の東京は、「米国の余韻 + 半導体ガイドの強さ」を素直に取りに行くか、それとも「時間外 -1% の慎重シグナル」を重く見るか の二択。個人的には 「6万円割れの値ごろ感 + NVIDIA Q2 ガイド $91B の堅実な強さ」で押し目買いが優勢な動き を想定するが、ドル円・財政金利・中東情勢のどれかが折れると一気にもう一段下にいく地合い。
⚠️ 免責
本メモは公的に開示された市場サマリー情報・各社決算リリースを基に運営者が整理した個人的解釈です。投資助言ではありません。リアルタイム数値・ガイダンスの最新版は各取引所・各社 IR でご確認ください。