📝 マーケットメモ

5/13 水 — 日経 62,742 +0.52% / TOPIX 3,872 +0.83%、米CPI +3.8%再加速 + WTI 102ドルで「インフレに強いセクター」直撃、SBG・SMFG・INPEX 引け後決算

今日のひとこと

5/13 水曜は 「インフレ再加速 + 原油急騰 + イラン停戦不確実」という昨日夜の米国市場の流れを受け、インフレに強い 7 セクター記事を期せずして本日公開したタイミングのリアルマーケット展開。米 4 月 CPI +3.8%(2023 年 5 月以来の大幅上昇) + WTI 原油 +4.19%(102.18 ドル) + 米 10 年金利 4.46% + ドル円 157.66 円で、エネルギー / 素材 / 損保系がワークするマクロ環境が顕在化。日本市場では引け後に SBG(9984.T)(通信御三家フィナーレ)+ SMFG(8316.T)(メガバンク第 1 弾)+ 武田薬品 + INPEX + 三菱地所 + 大和ハウス + オムロンの 7 社決算ラッシュ続編。**INPEX(1605.T)**は WTI +4% の追い風 + 引け後決算で要注目。

昨日夜の米国市場(5/12 NY 引け)

主要指数 — まちまち、ハイテク重め

指標 終値 前日比 %変動
NY ダウ 49,760.56 +56.09 +0.11%
S&P 500 7,400.96 -11.88 -0.16%
NASDAQ 総合 26,088.20 -185.92 -0.71%(3 営業日ぶり反落)
フィラ半導体(SOX) -3%(年初来 +65.4% / ブロードコム・マイクロン売られる)

ハイテク利益確定 + ヘルスケア・生活必需品買われる展開。S&P500 セクター別では一般消費財 + 情報技術が下げ主導ヘルスケア + 主要消費財が上昇主導。まさに本日公開のインフレ記事の「インフレ加速時のセクターローテーション」の典型例。

米 4 月 CPI — +3.8% に再加速、市場の最大材料

  • 前年比 +3.8%(3 月 +3.3% から加速、2023 年 5 月以来の大幅上昇、市場予想超過)
  • 2 カ月連続の大幅伸び
  • 主因: イラン戦争に伴うエネルギー価格高騰 + 食品価格急上昇
  • FRB 利上げ確率: 12 月 FOMC で +25bp の確率が 23.6% → 36% に上昇
  • 2027 年 3 月の利上げ織り込み再開

米金利・債券

指標 利回り 前日比
米 10 年金利 4.463% +5.3bp
米 2 年金利 3.998% +5.1bp(6 週超ぶり高水準
10 年-2 年スプレッド 46.5bp

→ 米 10 年金利 4.46% 台は モーゲージ REIT / 公益 / 長期固定金利保有企業 の重し。インフレ記事で「避けるべき」として整理したセクターが直接影響を受ける構図。

為替・コモディティ

指標 終値 変動
ドル円 157.66 +0.33%(5/12 早朝に円急騰 → 「レートチェック」憶測 = 介入前兆
ユーロ/ドル 1.1737 -0.42%
ドル指数 98.36 +0.4%(4 月 2 日以来の最大日次上昇)
WTI 原油(6 月限) 102.18 ドル +4.11(+4.19%)3 営業日続伸
ブレント原油 107.77 +3.56(+3.42%)
COMEX 金(6 月限) 4,686.70 -42.0(-0.9%)

原油 102 ドル復帰は INPEX + 商社株(三井物産(8031.T) / 三菱商事(8058.T))の追い風。金 -0.9% は金利上昇を嫌気した一過性反応で、本質的なインフレヘッジ機能は変わらず。ドル円 157.66 は介入警戒水準で、輸出株(自動車・電機)には追い風だが急変動リスクも。

米国個別株

  • 半導体勢が売り直撃: **ブロードコム(AVGO)/ マイクロン・テクノロジー(MU)**等が売られ、SOX 指数 -3%。NASDAQ -0.71% は 3 営業日ぶり反落
  • ヒューマナ(HUM)+7.7%: バーンスタインが目標株価 +36% 引き上げ
  • ゲームストップ(GME)-3.5%: eBay が 560 億ドル買収提案を拒否
  • ヒムズ&ハーズ(HIMS)-14.1%: Q1 売上未達 + 予想外赤字計上
  • SOX 半導体 -3%: AI 期待先行の利確売り

イラン情勢

  • トランプ大統領「米イラン停戦は生命維持装置につながれた状態」と発言
  • 戦争終結提案を巡る大きな隔たりで供給途絶長期化懸念
  • 原油 3 日連続上昇の主因

次の注目材料

  • 5/13 米 4 月 PPI(卸売物価指数)
  • 250 億ドル相当の 米 30 年債入札(5/13)

昨日(5/12)の日本市場 振り返り

5/12 引け後マーケットメモ で詳述。決算 7 社の反応が ▲▲ 2 社 / ▲ 3 社 / ◆ 1 社 / ▼ 1 社 に分かれた:

銘柄 5/12 反応 評価
古河電気(5801.T) +16.1% ストップ高 ¥50,430 ▲▲ 強気
清水建設(1803.T) +10.7% ¥3,465(ザラ場 ¥3,544) ▲▲ 強気
住友電気(5802.T) ザラ場 +13.7% → 終値 +3.93% 行って来い ▲ やや強気
川崎重工(7012.T) +6.97% ▲ やや強気
資生堂(4911.T) -1.3% → PTS +5.3% ¥3,480 ▲ やや強気
KDDI(9433.T) +0.4% / PTS +0.6% ◆ 中立
三菱重工(7011.T) -1.9% ▼ やや弱気

JX金属(5016.T) は 5/12 PTS で更に -6% → 運営者¥4,445 で 100 株買い、しばらく様子見。

本日(5/13)の日本市場 引け

主要指数 — 3 指数とも上昇、円安 + 米ダウ底堅さ + 商社/エネルギー強さを反映

指標 終値 前日比 変化率
日経平均 62,742.57 +324.69 +0.52% 📈
TOPIX 3,872.90 +31.97 +0.83% 📈
TR 指数(日本) 332.50 +2.44 +0.74% 📈

→ TOPIX が日経を上回って上昇 = 大型バリュー(金融・商社・自動車・公益)が強い = 米国市場の「ハイテク利確 → バリューへローテーション」が日本にも波及。NASDAQ -0.71% / SOX -3% の影響は限定的。

米 CPI +3.8% 加速 + 原油 +4% + ドル円 157.66 という「インフレ・コモディティ追い風」のマクロ環境が、日本のインフレに強いセクター記事で整理した銘柄群(商社・エネルギー・損保・銀行)に追い風として直撃した結果。

→ 引け後のINPEX(1605.T) / SMFG(8316.T) / SBG(9984.T) 等の決算反応次第で、明日 5/14 寄り付きも変動。

本日 5/13 日本市場の見どころ

引け後 大型決算ラッシュ(major 中心、計 7 社)

銘柄 セクター 注目ポイント
ソフトバンクグループ(9984.T) 投資会社 通信御三家リレー フィナーレ / ARM・OpenAI 評価 / 円安 157 円台 + ドル指数 +0.4% で為替変動の影響大
三井住友 FG(8316.T) 金融 メガバンク 3 社のトップバッター / 米 10 年 4.46% で利上げ恩恵の純金利マージン拡大期待
武田薬品工業(4502.T) 医薬品 インフレ記事で「条件付き強い」セクター / 米薬価規制リスク
大和ハウス工業(1925.T) 建設 清水建設 +10.7% パターン継続なるか
INPEX(1605.T) エネルギー WTI +4% 102 ドル / イラン情勢継続 で最も追い風 / バフェット銘柄候補
三菱地所(8802.T) 不動産 エクイティ REIT 系(インフレ記事で「強い」分類)/ 米 10 年金利上昇は重し
オムロン(6645.T) 電子部品 中国製造業の回復度

米国(夜)

  • アリババ(BABA): 米寄り前
  • シスコシステムズ(CSCO): 米引け後

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日本決算カレンダー / 米国決算カレンダー

本日 5/13 の寄り前 予想 — マクロを踏まえた読み

ポジティブ要因

ネガティブ要因

  • NASDAQ -0.71% / SOX -3%: ハイテク連動セクター(古河電気(5801.T) / 住友電気(5802.T) / ルネサス(6723.T))の利確売り懸念
  • 米 10 年 4.46%: 不動産・公益・モーゲージ REIT 系の重し
  • 介入警戒: ドル円 157.66 + 「レートチェック」憶測で 158 突破阻止介入リスク
  • CPI +3.8% 持続: 早期利下げ期待後退、長期金利上昇シナリオ

セクター読み(インフレ記事に基づく)

  • 🔥 強い: エネルギー / 商社 / 損保 / 消費安定
  • ⚠️ 重い: テック・グロース(昨日 ストップ高の古河電気など)/ 不動産 / モーゲージ REIT

本日の新着コンテンツ

📘 インフレに強い株のセクター 7 選(フレームワーク記事)

4,549 字 の evergreen 記事を公開。昨日夜の 米 CPI +3.8% + 原油 +4% + 金利上昇 という展開はまさに記事のテーマ:

  • エネルギー: 実質リターン年 12.9%(74% でインフレ超)— 本日 INPEX 決算 + WTI 102 ドルで実例化
  • 素材: 銅は AI DC 需要で構造的に強い
  • 消費安定: JT(2914.T) / 花王(4452.T) / PG / KO / WMT
  • 損保: 3 重メリット — 東京海上(8766.T) / BRK.B
  • エクイティ REIT ≠ モーゲージ REIT
  • 銀行 + 医薬品(条件付き)— 本日 SMFG + 武田薬品決算でも参照可

商社 + 損保はバフェット銘柄。**本日のメガバンク + INPEX + 武田薬品決算を見るときの「セクター視点」**として記事をブクマ推奨。

マクロ要因

  • 米 4 月 CPI +3.8%(再加速、2023 年 5 月以来の大幅上昇)
  • WTI 原油 102.18 ドル(+4.19%): イラン停戦不確実 + 米イラン関係悪化
  • 米 10 年金利 4.463%(+5.3bp)/ 2 年 3.998%
  • ドル円 157.66 円: 介入警戒水準
  • 5/13 米 4 月 PPI 発表: CPI の連動材料、次の利上げ確率変動要因
  • 米 30 年債入札 250 億ドル: 需給観測

運営者所感

昨日夜の米国市場が「インフレ加速 → 金利上昇 → ハイテク利確 → エネルギー / ヘルスケア / 消費安定の防御セクターへ資金移動」というローテーションを実演してくれた。これは奇しくもインフレ記事で書いた中度インフレ(3-5%)でワークするセクター構成そのもの。

本日の日本市場では:

  1. INPEX(1605.T): WTI +4% + 引け後決算で最も注目
  2. SBG(9984.T): 円安 + ARM 評価で予想変動大 / NASDAQ -0.71% の重しと拮抗
  3. SMFG(8316.T): 米金利上昇 → 国内金利上昇期待で NIM 改善
  4. 古河電気(5801.T): 昨日 ストップ高翌日 + SOX -3% で警戒局面

引け後の値動きは追って追記予定。特に SBG は寄り付き + 引け後決算反応の 2 段階を見たい。

ドル円 158 円超え + 介入のシナリオも頭の片隅に。


本メモは運営者の市場観察記録で、投資助言ではない。最終判断は読者ご自身の責任で。

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