5/12 火 マーケット — 大型決算 13 社ラッシュ、重工 4 社 + KDDI + DC ゼネコン、IHI 5/8 / JX金属 5/11 パターン警戒
今日のひとこと
5/12 火曜は 大型決算 13 社の同日ラッシュ。重工 4 社(三菱重工・川崎重工・取引中、古河電工・住友電工・引け後)+ 通信御三家 2 番目 KDDI + DC ゼネコン(清水建設)+ 化学・電機(花王・資生堂・ローム・ダイキン・オリンパス・パナソニック HD)+ 米時間 JD.com(寄り前)と論点が分散。5/8 IHI -8% / 5/11 JX金属 PTS -12% パターンの「上方修正済み銘柄の材料出尽くし」リスクに警戒しつつ、来期 FY2027 ガイダンスで方向感が固まる 1 日。
マーケットの動き(5/11 引け)
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| TOPIX | 3,840.93 | +11.45(+0.30%) |
| 任天堂(7974.T) | ¥7,020 | -¥647(-8.44%) |
| SBG(9984.T) | ¥5,743 | -¥388(-6.33%) |
| IHI(7013.T) | ¥2,870 | -¥189(-6.18%) |
| JX金属(5016.T) | ¥5,720 → PTS ¥5,013(-12.4%) | 減配ショック |
| 第一三共(4568.T) | ¥2,649 → PTS +2.7% | 増配サプライズ |
| 日本郵船(9101.T) | ¥5,471(ザラ場 -3.4% から戻し) | -¥100(-1.80%) |
| ソフトバンク(9434.T) | ¥222 → PTS ほぼ無風 | +¥2(+0.64%) |
| トヨタ(7203.T) | ¥2,870 | -¥43(-1.48%) |
数値出典: J-Quants API(個別株)/ TOPIX 同 API。米株 5/11 引け値および USD/JPY は別途確認推奨。
前日のハイライト: TOPIX 小幅高だが、任天堂 -8% / SBG -6% / IHI -6% の主力 3 銘柄ダメージ。決算後の PTS では JX金属が減配ショックで -12% 急落、第一三共が増配サプライズで +2.7%。「上方修正済 + 減配・保守ガイダンス」銘柄の利確売りリスクが市場心理として植え付けられた状態で 5/12 を迎える。
今日の決算ラッシュ(13 社、過去最高クラスの密度)
取引中発表(ザラ場リスク高)
- 三菱重工業(7011.T) — Q3 進捗 73.5%、GTCC 受注 +63%、来期 FY2027 ガイダンスが焦点(stance: ▲ やや強気)
- 川崎重工業(7012.T) — Q3 進捗 56.8%、3 大ポジ材料(DOE 4% + 配当 +16 円 + 株式分割 1:5)開示済、米国関税 PS&E が焦点(stance: ▲ やや強気)
引け後発表
- KDDI(9433.T) — 通信御三家 2 番目、SB Corp 5/11 「無風」を踏襲か新展開か
- 花王(4452.T) — 注: 期は 2025 年 12 月期 (1Q 発表)
- 資生堂(4911.T) — 1Q 決算
- ローム(6963.T) — 半導体パワーデバイス
- ダイキン工業(6367.T) — 空調世界最大手、米国関税影響注目
- オリンパス(7733.T) — 内視鏡、医療系で米国規制動向
- 古河電気工業(5801.T) — Q3 純利益 +117%、配当 120→160 円、DC + 海底ケーブル + 光ファイバー(stance: ▲ やや強気)
- 住友電気工業(5802.T) — 同日電線御三家、ワイヤーハーネス + 自動車向け世界トップシェア
- 清水建設(1803.T) — Q3 純利益 +100%、不採算案件 2026 年度末解消ストーリー、配当 +21 円増配(stance: ▲ やや強気)
- パナソニック ホールディングス(6752.T) — 車載電池 + 家電統合体、エナジー事業の米国 EV 動向
- マネックスグループ(8698.T) — ネット証券
米国時間 寄り前
- JD.com(JD) — Q1 決算、中国 EC 動向
→ 詳細は /calendar/jp と /calendar/us
注目テーマ(決算横断)
1. 重工 4 社の同日ラッシュ — IHI 5/8 -8% 先例の再来か
5/8 IHI は通期上方修正済で +9% 急騰スタート → 高値から -8% 急落で終了。5/12 に三菱重工・川崎重工が同パターンになる可能性。両者とも事業利益は過去最高水準予想で、来期 FY2027 ガイダンスが市場想定と一致 / 上回るかが反応分岐点。
2. DC + 海底ケーブル + 光ファイバー(古河電工 / 住友電工 / 清水建設)
AI データセンター需要を背景に:
- 古河電工: DC 関連受注の Q4 加速、海底ケーブル新規連結効果
- 住友電工: ワイヤーハーネス + 高機能銅合金(AI サーバ向け)
- 清水建設: DC 受注 1,500 億円(国内 1,200 + 海外 300)
3 社の数字次第で「AI / DC 関連銘柄群の継続成長性」の答え合わせ。
3. 通信御三家リレーフィナーレ(明日 5/13 SBG)
- 5/11 SoftBank Corp: 無風決算、配当利回り 3.97% で評価
- 5/12 KDDI: 引け後発表
- 5/13 SBG: ARM / OpenAI 関連で値動きが最大、5/11 既に -6.33% で前日織り込み始まる
4. 化学・消費(花王 / 資生堂)
両社とも 12 月期決算企業の 1Q 決算(2026/1-3 月)。3 月期決算企業と異なり、来期通期予想ではなく 1Q 進捗の評価軸。
マクロ要因
- 為替 USD/JPY: 5/11 引け時点で 156 円台継続(要確認)
- 米10年金利: 5/8 引け 4.36%(5/11 米株は別途確認)
- 米株(5/8 引け): NASDAQ +1.71% で連日最高値、Dow 横ばい
- 銅 LME: 12/30 史上最高値 568¢ → 直近 552¢ 圏(JX金属の前提 470¢ から大幅超過)
- 米国相互関税率: 日本 15%、タイ 19%、インドネシア 19%、台湾 20%(川崎重工 PS&E 直撃)
明日(5/13 水)以降の注目スケジュール
決算(major 中心):
- 5/13(水)引け後: SBG(9984.T) — 通信御三家リレーフィナーレ / 三井住友 FG(8316.T) — メガバンク第 1 弾 / 武田薬品(4502.T) / 大和ハウス工業(1925.T) / INPEX(1605.T)。米時間寄り前で BABA、引け後で CSCO
- 5/14(木)引け後: ENEOS HD(5020.T) / キリン HD(2503.T) / スズキ(7269.T)。米時間引け後で AMAT(半導体製造装置)
- 5/15(金)メガバンク残 2 + キオクシア: みずほ FG(8411.T) / 三菱 UFJ FG(8306.T) / キオクシア HD(285A.T)(NAND メモリ)
→ 詳細は /calendar/jp と /calendar/us
運営者所感
5/12 は決算の絶対量が多い 1 日。個別の答え合わせより、セクター単位(重工 / 通信 / 化学 / DC)でどう反応するかを見るべき。5/11 の「PTS で答え合わせ」パターンが続けば、5/12 引け後の各社 PTS の方向感が翌 5/13 寄り付きを左右する。
特に注目は 重工セクター。三菱重工・川崎重工とも事業利益過去最高予想で順調だが、IHI 5/8 -8% / JX金属 5/11 -12% PTS の「上方修正済 + 既に株価が織り込み済」パターンが再現すると、セクター全体に波及する可能性。寄り付き直後の方向感確定を待ってから動く様子見が王道。
明日 5/13 SBG + メガバンク第 1 弾(三井住友 FG)の組合せは指数を大きく揺らす可能性高く、5/12 の動きはその前哨戦。
本メモは運営者の市場観察記録で、投資助言ではない。最終判断は読者ご自身の責任で。